幼稚園の時、劇で『ちびくろさんぼ』をやりまして。僕はトラの役だったんですけど、さんぼ役の女の子から靴を奪う所があって。その子の靴が革っぽいビニールのような、そんな感じの靴だったんです。その靴を手にした時から.....

革フェチのフェチ男くんがフェチに目覚めたきっかけを、そう語ってくれた。

『ちびくろさんぼ』は世界的に有名な絵本なので知ってる人多いと思う。
勿論私も知ってる。大好きな絵本だったもの。
ただ、いかんせん小さい頃に見た本なもんだから、トラがぐるぐる回ってるうちに溶けてバターになってしまってそれを使ってホットケーキを作って食べちゃった...ってくらいしか覚えてない。

彼の言う “靴を奪う” ようなフェティッシュなシーンあったっけか？？？



気になったので、懐かしさも手伝って、思わず買っちゃった。



ああ、ここだここだ。
トラが「食べちゃうぞ」ってんで、さんぼが「すてきな靴をあげるから許して」みたいな。そんなシーン。
結局ね、トラは脚が４本あるから２個じゃ足りないって事で耳に履いちゃうんだけど。



.......フェティッシュ？（笑）。

まぁ実際劇でやったらグッとくるのかしらん。解るような気がしないでもない。
でも幼稚園での話だからねぇ。それ考えたら凄いよねぇ。
そんな小さな頃に萌えちゃった事を未だにはっきり覚えてるなんて、よっぽど強烈な思い出として残ってるんだろうな。
幼稚園生で早くも変態道の一歩を踏み出したわけね。ブラボ～。

それにしても忘れてた文章や挿絵を見たら懐かしいのなんのって。記憶が蘇った。
当時これを読むと必ずホットケーキが食べたくなったっけ。

ひと通り読んで懐かしんでから、友達の子供にあげました。

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