戦争映画なんだけどね。ドンパチする派手なシーンは冒頭だけで、あとはまるっきりヒューマンドラマ。
想像してたのと違ったんだけど、全く退屈する事なく観入ってしまった。

観終わってから調べたら漫画が原作だったのか。
実在する人物や戦艦等が絡んでるもんだから、てっきり史実に基づいた話かと思って観ちゃってたよ。フィクションだったんだな、これが。

ほぼ菅田将暉演じる主人公、櫂直が活躍するお話なんだけど、最後の最後、それまでの櫂の奮闘はなんだったのってくらい、平山忠道造船中将がぜーんぶ持ってっちゃって。
ラストのどんでん返しが平山中将役の田中泯のゾクっとするような演技と合間って素晴らしく。
終わってみれば、もうそのシーンが全てだったような。
いやお見事。いい作品でした。

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